月の道の大切な日々。

大切な毎日の足あと。夏井いつき先生(俳句集団いつき組組長)の「俳句ポスト365」「一句一遊」などにチャレンジ中。

Akinobara


松山市俳句ポスト365
の兼題「秋の薔薇」。
今日は人の句から勝手セレクションの自習です。

引用はすべてこちらから。
運営のみなさま、本当にありがとうございます!


「◆秋薔薇や八千草薫のプロマイド
      西村小市」
「◆秋薔薇に陰るルルドのマリア像
      浅河祥子」

あちゃ。これ、私大丈夫かな。
今年になってからの句で、俳句ポストの春暖の回の人選に「春暖のブロマイド屋の石野真子」、毎日俳壇の小川軽舟先生選の二席で「初蝶の影やルルドの水滾々」というのがあるんですが。

二句目はアイテムも構成も違うし、ルルドを詠んだ句なんてそれこそ星の数ほどあるんだからいいのか。例えば渡月橋とその水を詠んだら、それだけでいや先行句ありますから、とかそんなことにはならんものね。

一句目はきわどいな。
構成、焦点の当て方は微妙に違うけれど。
うーん、別に公な場所で宣言する必要はないかもしれないけど、自分の句としては取り下げておこう。
いつかこうやってちゃんと復習する時が来ると思う(来春?)ので、その時に忘れず書こう。


「◆秋薔薇や鳥かごに空飼ったまま
      一斤染乃」

鳥かご、モチーフとして大好き。中に鳥がいない方がいい。
そうそう秋の雰囲気あるし、淋しい感じもよく出ていて。


「◆秋薔薇や岩波文庫の星ひとつ
      ぐずみ」

中八による緩みは気になるけれど、ああ、そうそう確か星がついていたかも?と記憶の彼方を辿りました。
秋になると読書とかとても似合いますもんね。そういう季語もあるし。
ということは、その季語の周辺にあるものをこうやってひっぱってくるというのも一つの技術としてあるんだろうなと。


「◆星雲の暗黒小さし秋薔薇
      じゃすみん」

なんだったかな、ばらを観察していて、花びらにある小さな黒ずんだ瑕のことを句にしました。
確か星系のものに喩えたんだったと思う。
それは没になったので、比べればその差がわかるかも!


「◆ハモニカに凹みの少し秋薔薇
      瓦すずめ」

あの金属の感じ、秋にぴったり。そうかー。


「◆ホルン奏者一名求む秋の薔薇
      野ばら」

これもあの金属のイメージがよぎるのがいい。
貼り紙ってよくありがちでハードル高いけれど、こうやるのかーと。
いつだったか編物教室で没になったな、とか思い出す。何の季語だったかなあ。つきすぎだったってことかも。
これぐらいの離れ具合がいいのかな。


「◆ガラスケースの晶子の文や秋薔薇
      小倉あんこ」

ガラスケースというだけで、ぐんと秋になる。あの空気の透明感と響き合うのかな。
なるほどなあ。


「◆秋薔薇の風を選んで香りける
      キャサリンまさこ」

どんな花でも入るんじゃないというようでいて、秋薔薇らしい気もして。
女性や猫と相性のよい季語なのはなぜ、を考えるとヒントになるのか?


「◆離婚後の1K清し秋の薔薇
      珊瑚」

離婚は一応しない予定ですが、一足お先に日本に帰ったらできるだけ狭い家、そう、できれば1Kに暮らしたいと思っています。
すごくよくわかる感慨。


「◆秋薔薇や座らぬ椅子を置いており
      スローライフ」

なんでだろう。美術館なのか。カフェのお洒落な演出なのか。亡くなった方の椅子なのか。
色々想像するのが楽しい。
わからないことが楽しくて色々想像するのと、それじゃわからんから書けよ、って思うのと、どこに違いの元があるんだろうなあ。


注:勝手セレクションは、本当に、本当に勝手な、あくまで私の自習のためのセレクション。
作る時に苦労してモノにならなかった発想へのヒントをいただけるもの、全く発想のはじっこにも浮かばなかったもの、ああこういう言い方があるのか、などなどなどなど、勉強させていただいております。ありがとうございます!



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月の道いろいろ
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 『夏井いつきの365日季語手帖』の季語で一日一句の即吟など
twitter @tsukinomichikyo 
 生活の様子、句友の方々とのコミュニケーションなど

Akinobara


今日からは、松山市俳句ポスト365「秋の薔薇」の復習です。


まずは私の句。


人選

   深海のひかりの匂ひ秋の薔薇

   秋薔薇や黒猫BARの戸の軋み


      月の道


これは、「月の道」と「月の道馨子」と混ざって出してしまったので二句になったもの。
もし統一していたらどっちか一句だったかなあ。
その場合はどっちかなあ。

この兼題はすごく真面目に取り組んだんだけど、でもなんかうーん、頑張るポイントがずれていたような気がします。
まあそれはそれで、楽しい俳句時間が流れていたのでいいんだけど♪

今なら、あきそうび、でも作ってみたいな。

ありがとうございました♡


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Semi


こんにちは。
今週の俳句ポスト365の発表は「蝉」でした。



人選

 伯林の蝉や戦火に声棄つる

 炊き出しの輪に宣教師朝の蝉

      月の道



一句目、ドイツでは夏はもう戦後。6月に終わりましたから。
この時期はドイツの終戦、日本の終戦、色々と考えるともなく考えたり。

二句目、やっと山谷(さんや)の句が日の目をみました。
ドキュメンタリーで見た実際の宣教師さんと、私がこの目で見た朝の様子と。
うんうん、よかったよかった。
ひとつずつでも、心に残ることを言葉の玉として紡いでいけたら。

ありがとうございました♡

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Kutsuwamushi


松山市俳句ポスト365
の兼題「轡虫」。
今日は天地の句から勝手セレクションの自習です。

引用はすべてこちらから。
運営のみなさま、本当にありがとうございます!


「◆女子寮の石鹸硬しくつわ虫
      ゆすらご」

こういう句を作れたらいいなあって憧れるんです。
静物画のような。
ここは硬しというのが橋渡し的にいいと。
ふむふむ、それを今の兼題に当てはめると・・・どうなる?
勉強勉強。


「◆轡虫人みなちょっと不良品
      あいだほ」

ああ、おもちゃのイメージなんだろうなあ。
そして不良品を見つけてくる。
いいなあ。


「◆無人ビルの鉄骨清か轡虫
      ほろろ。」

そうよね。やっぱり金属、特に銀色をした硬い金属ととてもよく合う。
無人っていうところが秋のイメージだし。
やりすぎ、風流すぎな感じがしないのは鉄骨っていう言葉の選択かな。


そして天の句はこちら。

「◆轡虫と貧乏神のさびさびと
      せり坊」

貧乏神、さびさびという言葉、そしてその位置。
ふーむふむ。


注:勝手セレクションは、本当に、本当に勝手な、あくまで私の自習のためのセレクション。
作る時に苦労してモノにならなかった発想へのヒントをいただけるもの、全く発想のはじっこにも浮かばなかったもの、ああこういう言い方があるのか、などなどなどなど、勉強させていただいております。ありがとうございます!



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Kutsuwamushi


松山市俳句ポスト365
の兼題「轡虫」。
今日は人の句から勝手セレクションの自習です。

引用はすべてこちらから。
運営のみなさま、本当にありがとうございます!


「◆轡虫の夜はやぶれてしまひさう
      ほろろ。」

あの声を表現したいなーってみんなが思いましたよね。
なるほどなあ。


「◆轡虫頭の中に二匹居る
      みやこわすれ」

耳について離れない感じでしょうね。
内耳とか使っちゃいそうだけど、頭の方がよりインパクトありますね。


「◆轡虫水銀のよな月のぼる
      一阿蘇鷲二」

どろんとしたような月なのかなー
秋っぽくはないかもしれないけど、轡虫の硬質な鳴き声とはとてもよい対比になる。


「◆画数多き漢字投げあう轡虫
      山香ばし」

メタ系、知識ゴリ押しみたいな感じじゃなくて、こんな風にあっさりと、でも面白味があるような感じで出来たら素敵♬


「◆電柱のやうな妾や轡虫
      山名凌霄」

なんか。。。怖い。
こう、うりざね顔っていうの?そんな感じ?
うわあ


「◆未帰還の六機のひとつ轡虫
      モッツァレラえのくし」

秋が始まった時ってやっぱり終戦とか想像します。


「◆子を産まぬ子宮の痛み轡虫
      ももたもも」

最後の季語が、意外だけどしっくりくる。
こういう時はぼんやりした季語はなかなかぴりっとしないんだな。


「◆CQCQこちら地球がちゃがちゃ局
      一茶お」

通信系の句ってよく見るとは思うけれど、ここは季語がもうそのものだし、なんか楽しい♪


「◆がちゃがちゃの喃語うるさき夕日かな
      清波」

喃語っていうのがいいし、この、ほら、夕日へひとつずれながら「かな」でまとめる形。好きなんだあ~


「◆稜線より生まれ来る星くつわ虫
      村上無有」

最後、この季語だからいいなあって。


「◆錆の浮くおさるの玩具轡虫
      竜胆」

私が考えたのは、あのおさるのシンバルのおもちゃ。
なんとかって名前があるんだって、先日シュトゥットガルト俳句女子の会で調べて下さって。
でもその名前を思い出すより、おさるの玩具でよかったのかもしれないと。そして、シンバルって書かなくても。想像できる人はすればいいし。できなくても、錆の浮く、へ描写の重点をもっていくと、ブリキのおもちゃみたいな質感が十分出てくるわけだから。


注:勝手セレクションは、本当に、本当に勝手な、あくまで私の自習のためのセレクション。
作る時に苦労してモノにならなかった発想へのヒントをいただけるもの、全く発想のはじっこにも浮かばなかったもの、ああこういう言い方があるのか、などなどなどなど、勉強させていただいております。ありがとうございます!



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Kutsuwamushi


今日からは、松山市俳句ポスト365「轡虫」の復習です。


まずは私の句。


人選


   轡虫震へ峠は風四角

   轡虫ブリキのやうな月にして


      月の道



轡虫は考えていて楽しかったことをぼんやり覚えています。
音のする季語はいいですね。

ありがとうございました♡


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Pool


おはようございます。
今週の俳句ポスト365の発表は「プール」でした。



人選

 真夜中のプール足裏に陽のむくろ

      月の道



「足裏」は確か「あうら」とも読んでいただけるということで。
最初は戸惑ったけど、これまで出会った色んなプールを思い出すことができて楽しい季語でした。
没の句で大切にしたいものは、低評価へGOしています♪

ありがとうございました♡

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Kawasemi

私事ではありますが、6月29日に父が亡くなりました。
病だけではなく色んなこととの長い長い戦いののち、その最後はあっけなく。
ろうそくの火が消えるようなんて言ったら陳腐ですが、そんな感じでした。

その死とともに訪れた色々なこと。
なんとか処理しようともがいている中、姉と久しぶりに話をすることができました。
このままではやっていけないので、私として三つの選択肢を示し、姉が選び取った決断の結果、私はすべてから手を引けることになりました。

これまでは私がほぼひとりで支えてきたので、これからは選手交代です。

私は遺産(処分するにも手間がかかる・・・)は放棄します。
その代わり、私がこれまで父につぎ込んできた大金はチャラ。忘れます。
生前の案件の処理がまだ少し残っていますが、私はこれでお役御免。

昨年末に同じ業界内(ホテル)で転職したと思ったら、あっという間にヨーロッパにもコロナが来て、新しい職場も一時帰休。
1ヶ月ほどは待っていましたが、父を支えなくてはいけないので全く違う業種に転職をし、何とかそこに慣れなくては、稼がなくてはと必死になっていたら、その父が死に。
その対応にほぼ寝る時間もなくドタバタしておりました。

が、そんな訳でいきなりすべてが落ち着いて。
ほっとしたら体調を崩していました(笑)
そして、それもよくなって、やっとここに戻ってくることができました。

今回のことで、家族に対してずっとわだかまっていた思いも綺麗に消えて、これからはゆっくりしたい、できると思います。

父は母のところに戻って、きっとほっとしているんだろうなあ。
母はこれからあやすのが大変だと思いますが、45年いなかった分、これから頑張ってもらおうと思います。あんたのオットだ(笑)

という中、速報でもなんでもありませんが、いつだったかの週の俳句ポスト365の発表は「翡翠」でした。



人選

 シャガールの夜空へ翡翠は死せり

 翡翠のゐてこの川は高画質

      月の道



愛情を持つには難しいところの多すぎた父ですが、父のおかげで俳句に出会えたことも確かです。
図らずも弔いの句になったかな?
うーん、シャガールって感じの父じゃないけれど。

これからは、母と一緒に私の俳句を楽しんでくれるといいなと思います。

ありがとうございました♡

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Hadanugi


うう?何週前の話だろう?? 一句一遊「肌脱」の発表。
聞き書きのみなさん、いつも本当にありがとうございます。


水曜日選

 肌脱の屋台の炎ハノイの夜

   月の道


あくまで着物を脱ぐということらしいと聞いた瞬間、ボツだなと思ってましたが、うーんと言われながら水曜日に採用していただいていました。。

アジアの屋台って惹かれます。
写真はトルコですが。
もうめちゃくちゃです。

ありがとうございました♡


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Hamo


松山市俳句ポスト365
の兼題「鱧」。
今日は天地の句から勝手セレクションの自習です。

引用はすべてこちらから。
運営のみなさま、本当にありがとうございます!


「◆水鱧や水は鬼門の山より来
      かもん丸茶」

鬼門の山というのがやっぱりなんともいい。
や、で切っているのもいいんだな。


「◆牡丹鱧反り返り咲き沈みたり
      もりたきみ」

見事な描写ですね!
これ、私だと下五に牡丹鱧持ってきちゃいそうな気がするんだけど、それだと時間経過が余韻としてさらに流れていこうとするのをブチッとせき止めちゃうかも。


「◆「あとがき」のやうな味です湯引き鱧
      比々き」

鱧、美味しいかといわれるとまあ美味しいけど、なんというかあんまりはっきりしない味というか。
そんな感じをどう表すか考えると、なるほどこんな感じはぴんとくる。


「◆どの顔も鱧喰つたよな京男
      テツコ」

イケメンのテツコさんの句だと思うとより味わえる・・・というのは邪道ですね(笑)
でも確かに京男は鱧を喰ってそうな顔だ。
京男の句友の凡鑽さんとか。
なんかあくまで邪道になってしまうのはなぜだ(笑)


「◆祭鱧食うて遊べや人さらひ
      ぐ」

季語じゃなくて独立している下五。
難易度高いけど、こんな風に直接じわっと余韻を残すんだな。
上五の場合ともまた違うなー


そして天の句はこちら。

「◆幣よりも白明るかり湯引きの鱧
      天玲」

幣と書くことで、神社がすーっと立ちあがってくる。そこにじわっとソフトに鱧の映像が浮かび上がってくる感じかな。
最後ゆったりと六音で終わるのも、これは粋ですね。



注:勝手セレクションは、本当に、本当に勝手な、あくまで私の自習のためのセレクション。
作る時に苦労してモノにならなかった発想へのヒントをいただけるもの、全く発想のはじっこにも浮かばなかったもの、ああこういう言い方があるのか、などなどなどなど、勉強させていただいております。ありがとうございます!



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