月の道の大切な日々。

大切な毎日の足あと。

2017年06月

こんにちは。

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またまた金曜日。はやいっ!!
でも少し頑張れたかな。
自分のできる範囲で。
今日もコツコツと、やらなくてはいけないこと、やりたいことを、ひとつずつ。

明日はまたミュンヘン往復。
いろいろ用事+コンサート。終電に間に合うか!?
今日一日マスクを忘れないようにしないと。

みなさまもどうぞよい週末をお過ごしください♡

おはようございます。

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南海放送ラジオ「夏井いつきの一句一遊」。
兼題「オーデコロン」、今日は金曜日の句から勝手セレクションで自習します。

引用は朧庵というこちらのページから。
聞き書き隊のみなさま、ありがとうございます。 


「◆オーデコロン花の姿に立ち上がる
      太郎」

ここまでやり切る勇気、ない、かも。。。


「◆指よりも髪はつめたしオーデコロン
      樫の木」

わ、樫の木さん、ロマンチック♪
とかいってないで、この繊細な感覚、繊細な感じ取り方に学べ!!


「◆望遠レンズに揺らぐサハラやオーデコロン
      越智空子」

不思議な句だなあ、というのが最初の感想。
うーん、なんでかなあなんでかなあ、と考えていたのですが。
もしかすると、この人が立っている場所がどこかがわからないからかも、私には。
サハラ砂漠はレンズの向こうだから、サハラ砂漠の外。
近くの町?
望遠ってどれぐらいまでの距離が見えるのかなあ。
望遠レンズでサハラ砂漠を覗くシチュエーションが、私の引き出しにはなくって、具体的に頭に構築できないのが問題なのかな。


こちらは天の句。

「◆オーデコロンうすきんいろに兄の恋
      ひそか」

うすきんいろ、してますよねー。
ひらがなで書くことで、より透明感をもって匂ってくる気がします。
私も、桜蝦の回で「桃色の月光」じゃなく「ももいろの月光」にしましたけれど、似た感じかな?
で、あの時は水曜日、この句は天。
この違いはやはり「兄の恋」。(そして私の句は直喩そのもの。)
この一歩踏み込んでの着地。
いろいろ練習してみよう。

こんにちは。

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ミュンヘン郊外の住宅地に現れた羊の群、数日後には手前に移動してきていました。
いろんな羊がいて、楽しい! かわいい!
もうちょっと時間があったら、もっともっといろいろ観察できたんだけどなあ。。。

さ、今朝は雨。
昨日の夜から、気持ちいいぐらい降り続く雨。
これはこれで悪くない。

今日も、自分のできることをコツコツと。
笑顔で一日過ごしたいな♪

おはようございます。

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南海放送ラジオ「夏井いつきの一句一遊」。
兼題「オーデコロン」、今日は水曜日の句から勝手セレクションで自習します。

引用は朧庵というこちらのページから。
聞き書き隊のみなさま、ありがとうございます。 


「◆ビードロの光ふりまくオーデコロン
      どんみつ」

綺麗だなあ~☆
ビードロ、って言葉がもう。
なにげなくあるけれど「ふりまく」の使い方と位置も素晴らしいと思います。


「◆オーデコロン月の光に重なれり
      亀田荒太」

またまた素敵な月の句、発見♡


「◆まだ変えぬオーデコロンと歯磨き粉
      亜桜みかり」

おー、意味深~~ オトナ~~
歯磨き粉はちょっとどうかわからないけど、香りは過去が一気に蘇りますよね。


「◆古葉書オーデコロンが染み一つ
      黄金のあひる」

そうそう、これも過去を思い出しちゃって。
憧れていた方からの返事から、ふわあっと。
まだ中学生だったかな?高校生だったかな?の私には、ヒジョーにオトナな香りでした。


「◆夕暮のホームや考のオーデコロン
      えるも」

考は死んだお父さんですね。
ちょうど通勤で通っていたホーム、時間帯。
夕暮の寂しさも、このシーンにピッタリです。


「◆モネの絵に漂うオーデコロンかな
      山田ノムオー」

西洋的なものを、西洋的と言わず、うまく美しく言い表していらっしゃるなあと。


「◆オーデコロン撒きたる空をくぐり今日
      小野更紗」

これは空中にオーデコロンをひと吹きして、そこをくぐりぬけるやり方ですよね。
組長、知ってたかなー(笑)(笑)
さすがの「今日」。
この、最後の着地ってほんっとーに難しい!!

こんにちは。

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ぐぐぐぐー
ねむいぞぉーー
とっぷりと午前様だったのに、そういう時に限ってすぐに寝つけないもの( ;∀;)

でも家事エンジン、ターボにしなくちゃいかーん!
うほーん!
うん、今日はどうだ先生風に乗り切ろう。

おはようございます。

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南海放送ラジオ「夏井いつきの一句一遊」。
兼題「オーデコロン」は引き続き水曜日選♪


○転校生オーデコロンの風連れ来

      月の道


私がこの写真のオーデコロン(ケルンの水)に出会ったのは高校生の時。
お世話になっていた美容室で、最後に頭皮に少しつけてマッサージしてくれたのです。
とてもすっきりする柑橘系の香りで、大好きでした。

この兼題が出た時、やっぱりこれは再実感せねば!と小瓶を購入。
シャワーのあとにこれをすこーしだけつけてマッサージ。
うわーん、すぅーっと気持ちよくなるわあー、高校生に戻った気分だわー
・・・ということでこんな句になりました。
同時に、「(動詞)+来」という言い回しが使えて満足。
なにごともチャレンジチャレンジ。

せっかくなので、香水も買いました。

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会社員のころはよくつけていたのですが、その後仕事を変えたりしているうちにいつしか。
当時つけていたものはもうないのか見つからなかったのですが、同じブランドの似た香りに。
つけてみると、これまた気分だけは30代に戻って、なんだかちょっぴり女性っぽくなったような(笑)。* ゚ + 。・゚・。・*

ちなみに私は以前から、香水は足のくるぶしの内側にシュッとひと吹きだけ。
それをこすり合わせるようにします。
上半身や手につけるのと違って、くるぶしの、それも内側だと、周りの人にはそれほど香らなくても、私自身にはほんのり立ち上ってきて、気分がよくなるんです。
朝つければ昼ぐらいにはほぼ残り香ぐらいになっていますし、ランチの邪魔になることもなく、おススメです。

俳句のおかげで、また香りを楽しめるようになるとは思ってもみませんでした♡


ラジオの放送の様子は朧庵というこちらのページで確認させていただいております。
聞き書き隊のみなさま、本当にありがとうございます。 
ドイツから何かできることがありましたら、ぜひぜひご連絡を!!

こんにちは。

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おー、もう出かけなければ!
今日もミュンヘン往復。
片道200kmですが、最近は電車で往復するのでまるごと俳句の時間です。

いろいろ用事、がんばってきます♪

おはようございます。

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夏井いつき先生が選者をされている俳句ポスト365の兼題「白靴」。
天地の句から勝手セレクションの自習です。

引用はすべて俳句ポスト365から。


「◆娘もらいに白靴のなんて大きい
      プリマス妙」

人の句にも婚家のシーンがありましたが、こちらはある人生の節目の瞬間をぴしっと切り取った感じ。
この子が連れてきたのはどんな人かしら、とアンテナ全開の親。
確かに初めて会う人が玄関で脱いだ靴、って異様に気になる。
なんて大きい、という素直な科白も、これ以外の言葉ははまらないように思えます。


「◆白靴の詩人の向かふ砂漠かな
      Mコスモ」

誰、とはっきり言ってもいいのだろうけれど、言わないところが私は楽しい。
そしてこの句を読んで初めて、砂漠と白靴の親和性に気づきました。
考古学者とかもありかも。


天の句はこちら。

「◆白靴や割りて南国なる果実
      福花」

これはやっぱり「割りて」がいいなー!!
南国なる、っていうのもどこか独特な響き。
割ったら南国である果実。
なんだか匂いまで立ち上がってくるような。
南国の、だったら、この匂い要素は生まれない気がする。


白靴のイメージ。
なかなか難しかったけれど、こうやって見てくるといろいろ素敵な白靴がありそう。
本意を大切にしつつ、まだまだたくさん思いを巡らせられるのではないかと思いました。

こんにちは。

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週末は用事でお出かけ。
そして今週末にかけてもバタバタと外出。
しっかり体調管理して、家事もおろそかにならないように。
そして、俳句の雪マラソンも完走できるよう、しっかり気を引きしめていこう!

その前に、何はともあれ健康第一。
おいしく食べて、しっかり眠って、楽しく笑って一週間を過ごしたいと思います♡

それにしても、この時期の楓って俳句にしようとすると難しいなあ。
青楓はもう少し前の楓のことを指す気がするし。
紅葉を先取りするかのような、美しい赤の種なんだけどなあ。
・・・ってことで勝手に「たね楓」。
オッケーオッケー(*´з`)

あー、写真がボケボケ。
そういえば組長、いつのまにか写真うまくなったなあ~~

おはようございます。

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夏井いつき先生が選者をされている俳句ポスト365の兼題「白靴」。
人の句から勝手セレクションの自習です。

引用はすべて俳句ポスト365から。


「◆白靴の暮色に沈み帰らうか
      ときこ」

こういう感じが詠みたかったけど、無理だった~
とても美しいですよね。
暮色という言葉も素敵だし、白靴だからこそこの色が映る。
帰りがたい、ちょっと切ない夏の夕。


「◆しろぐつで乗ればきれいなしんかんせん
      ひろしげ9さい」

これ、すごく好きだった!
新幹線というと、どこかあの床の質感みたいなものを一緒に思い出します。
白靴はそういう意味でもとってもぴったり。


「◆白靴や今は戦前かもしれぬ
      花屋」

描写型とはまた違ったこういう俳句もある。
その場合は特に、好き嫌い(いい悪いではない)がはっきりするような気もする。
私はこの句の突き放したような距離感が大好き。
哀しいでしょ、悲惨でしょ、と押してくる句よりもどきっとして、考えさせられました。


「◆白靴や階段ドレミファソラの青
     蝶番」

この手の俳句、大好きだけどなかなか成功しないですよね(笑)
でもここはなんだか気持ちいい。
白靴だからかな?


「◆白靴を脱げば揃えて婚家なり
      chiro」

婚家というシーンがぴったりで。


「◆白靴忌ほんまあいつはアホやつた
      ぐずみ」

白靴忌という季語はないと思うのだけれど、白靴を履いていた人が亡くなった日ということを端的に表していますよね。
それに加えて、その白靴さんにぴったりの参列者の思い。
どうしようもないやつだけど、なぜか可愛がられて愛されたあいつの死。
関西弁がストレートに響きます。


「◆遺骨無き七十二年白靴撫づ
      このはる紗耶」

これもドキッとする句でした。
1945年の終戦から72年。
日本のどこかにこんな人がいるに違いない。

どんなに時間がたっても、死は過去にならない。
死はいつまでも現在形。


「◆白靴のくたびれし頃娶りけり
      遠音」

白靴を履いておしゃれして遊んできたオジサマ、年貢を納めたの巻。


「◆白靴の並ぶ三十三間堂
      曙光」

これは実景で立ち上がってきました。
三十三間堂じゃないかもしれないけれど、確かにこういう光景は目にしている。
そう考えれば、まだまだ白靴全盛なのかもしれない。
絶滅させるのは、私たちの観察力ではないだろうか。


「◆海が綺麗だったの白靴放ったの
      登るひと」

こんな言い方、私ゼッタイできない。
なんかすごーく惹かれる。
登るひとさん、これから注目してみよう。


「◆新しき白靴余命らしきもの
      凡鑽」

その白靴を履けずに逝ってしまうかもしれない生。
余命らしき、というのが切ない。
らしき、とか、ほど、とか使ってみたいけれど、やっぱりこういう必然がないとダメですね。

おはようございます。

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夏井いつき先生が選者をされている俳句ポスト365の兼題「白靴」。
今回は人選に2句入りました♪


○あの白靴通ればそろそろ店じまい

○六月五日晴れ白靴の母焼いた

      月の道

少し年のいった、昭和な町の昭和(大正かも?)なおじさまを想像したのが一句目。
判で押したような生活習慣を持っているような気がして。

二句目は「6月5日は母の命日」というコメントをつけました。
さすがにここは、犯罪の句になってもと思って(笑)。
33才で他界した母。
私は幼稚園の年長になったところでした。


回文も掲載していただきました♪

「つぐろしやみなくだくなみやしろぐつ 月の道
●なんちゃって回文「次ぐロシヤみな砕く波や白靴」です。やっぱりイマイチですが、今度こそ祈・掲載~~/月の道
◯いや、ガンバってくれたまえ。首を長ーーーーーーーーーーくして、待っておる!うほーーーーーーーーん。」

どうだ先生ありがとう♡

おはようございます。

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南海放送ラジオ「夏井いつきの一句一遊」。
兼題「いなさ」、今日は金曜日の句から勝手セレクションで自習します。

引用は朧庵というこちらのページから。
聞き書き隊のみなさま、ありがとうございます。 


「◆確かめる舫に湿りいなさ吹く
      妹のりこ」

舫は「もやい」。
そこからして読めなかった私。
そして、いなさがどういう風かということがわかったら、「確かめる」がより実感として伝わってきました。
もちろん「湿り」も。


「◆犬吠へどどんどどんと大いなさ
      鈴木麗門」

これ、まったくおおげさじゃない!
いなさってそういう風。
組長おっしゃるように、見た目も素敵。


「◆病む亀の石に身を寄すたつみかぜ
      てん点」

病んでいる亀って、乾いてしまうんでしょうか。
うーん、それはわからないけれど、私はいなさという暴風の中、弱ってしまった身を懸命に石のかげに寄せようとする亀が見えてきます。
自分の立っているこの高さだけじゃなく、もっともっといろんなところに目を移動させて追体験したいな。


いなさ、という季語。
いろいろな素晴らしい句がありましたが、ここは梅雨の時期の湿った風、それも暴風。
悠長に外で作業したり、趣味をやっている場合じゃない風と理解したい。
そしてやっぱりあくまでも「南東」からの暴風、と捉えたいと思います。

こんにちは。

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本当に早いですね。。。一週間がたつのは。
これがどんどん積み重なって、人の一生を形づくるんですよね。

私の一週間はどうだっただろう。

もう少し、あと少し、変えたいことがある。
明日と言わず、今日。
あとでと言わず、今。
本当に大切なことを見つめて、大切にしていきたいと思います。

みなさまの一週間はどんな一週間でしたか?
どうぞよい週末をお過ごしください♡

おはようございます。

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南海放送ラジオ「夏井いつきの一句一遊」。
兼題「いなさ」、今日は水曜日の句から勝手セレクションで自習します。

引用は朧庵というこちらのページから。
聞き書き隊のみなさま、ありがとうございます。 


「◆湾に船一隻もなくいなさかな
      田中千十恵」

みなさんのお便りから、いなさって本当に暴風なんですね!
どこかで台風のような、って書いてあったのでわかってはいたのですが、本当にそれほどとは。
素敵な句、本当にたくさんだったけれど、こちらの句のようにその緊迫感が直接伝わるのがいいなーと思いました。


「◆レーダーに波影白しいなさ鳴く
      しまうま海道」

これも実話だそう。
そんな時に船に乗っていたら、もう船酔いでタイヘンだ。。。
というか、怖い怖い。


「◆浜の砂飛んで肌打ついなさかな
      柳児」

ということで、これもまったく大げさではないはず。
のんびり散歩したりしているわけにいかない風。


「◆いなさ去る南部鉄器の沸きし音
      まゆ熊」

これはそんな暴風がやっと去ったあとの静けさ。
南部鉄器の音って本当に美しい。
家にあった風鈴は南部鉄器の風鈴。
とっても澄んだ美しい音でした。
憧れていたガラスの風鈴、大人になって買ってみてイマイチな音だったりすると、改めてその美しい音の価値を再発見したものです。


「◆深夜まで灯る隣家やいなさ聞く
      あいむ李景」

私のお風呂の句は、台風の時のようなイメージに助けてもらいながら作ったのですが、こちらの句を勝手にその横に置いて楽しんでます。


「◆どう見ても河童の列やいなさ吹き
      ドルチェ」

暴風ということと同時に、いなさという季語に対してなぜか感じたのはちょっと妖しい感じ。
こちらの句のようなことが起こっても不思議じゃない。
暴風雨でよく見えないし、川は危険だから近寄れないとしても、「どう見ても」(ここが好き)あれは河童。
いつかかっぱちゃんの句、作る~~


「◆ファインダーの塔の傾くいなさかな
      睦」

カメラのシャッターという句はこれまでも目にしましたが、そっかファインダーっていうのもよい。
特に、風に押されて自分の体が一瞬ぐらっとくるような感覚が味わえて素晴らしいなあ。

こんにちは。

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朝のシャワー。
とても贅沢な習慣だなあと思う。
以前は暗いうちに仕事に出ていたので、ああ、朝ゆっくりシャワーしたらどんなに気持ちいいだろうと憧れていたのです。
何か月か前に髪もバッサリ切ったので、とっても手軽になったし。
このところ35℃を超える日々ですので、より一層そのありがたみを感じながら楽しんでいます。

さあ、今日も暑くなるぞー。
元気にがんばろう♬




おはようございます。

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南海放送ラジオ「夏井いつきの一句一遊」。
兼題「いなさ」は水曜日に選んでいただきました♪


○風呂場から妻の泣き声いなさの宵

      月の道


本当は幸福な句を詠みたかったんですが、七転八倒した挙句にモノにならず。
不幸な句にしたら、スッと出たという。
組長の「おウチDE俳句」のおかげで、家の中にも目を向けられるようになったこともありがたい。


ラジオの放送の様子は朧庵というこちらのページで確認させていただいております。
聞き書き隊のみなさま、本当にありがとうございます。 
ドイツから何かできることがありましたら、ぜひぜひご連絡を!!

こんにちは。

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毎週水曜日の早朝4時は、日本語放送のテレビでNHK俳句が流れる日。
出かけていて見られなかったりもしますが、今朝の組長の「蟇」はバッチリ。
素敵な句ばかりでした~~♡

放送が終わって、幸せな気分で5時まで二度寝。
目覚ましがなったのはいいのですが、もうちょっと、とまた寝てしまったらしく、なんと組長と一緒にいる夢をみた!!
ドイツにいらっしゃるという設定で、楽しくお話させていただきました~

それが話しているうちになぜか地震が来て。
もちろん夢の中の話。ドイツで地震を経験したことはありません。
だからどうしてそんな夢を見るのかわからないのですが、ともかく話している時に地震が来て。
そしたら組長、ベッドの下に隠れてひきがえるの真似してた!
NHK俳句で、組長が得意そうにひきがえるの鳴きまねをしていたからかな~+.(*'v`*)+
夢とはいえ、ホントにおかしくておかしくて。

とっても鮮やかな夢だったので、結構細部まで覚えていて、おかげで目覚めてもすごく得した気分♪
組長ダブル(ウィスキーか)で楽しい一日のスタート。
きっといい俳句ができるに違いない(笑)

写真は、Pfingstroseプフィングスト・ローゼ。
「ペンテコステの薔薇」。
日本語では西洋シャクヤクというらしいけれど、合っているのか。
ま、細かいことは気にせずに~

おはようございます。

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夏井いつき先生が選者をされている俳句ポスト365の兼題「芒種」。
今日は、天地の句から勝手セレクションの自習です。

引用はすべて俳句ポスト365から。


「◆暗渠よりどうと吐かるる水芒種
      たんじぇりん金子」

暗渠!
くぅ~~~、かなーりツボなコトバ。
もちろん、「どう」も素晴らしく。


「◆顳顬を絞る芒種の鉄の箍
      クジュウジュンイチ」

顳顬=こめかみ。
箍=たが。
まるで漢字のお勉強のようですが(笑)
でもこの漢字の効果で、ぎりぎりぎりぎりとこめかみを押さえる頭痛の感覚を、より強く追体験することができます。


「◆しゃくしゃくと芒種の空に冷や茶漬け
      六々庵」

しゃくしゃく、というのがいいですよねー。

それにしてもこの芒種の空。
どんな空でしょうか。

結果発表が終わってもいまだに掴み切れないのが、この点。
晴れた空でしょうか。
梅雨の始まりそうな空でしょうか。
湿気は高いのでしょうか。低いのでしょうか。

色々な句を見ると、どちらの場合もあるような気がするのです。

芒種という言葉から、田植えに関連した句は別として、この時候、この頃の季節は、どんな質感を持っているのでしょうか。

同じ時候の季語で、俳句ポストや一句一遊の兼題に出てきた「清和」や「薄暑」は、そういう意味ではイメージをとらえやすかった(句ができたという意味ではない(笑))けれど、「芒種」はいまだにとんとわからない。。。

組長の2013年のブログにはこんなことが書いてあります(引用お許しください)。

「「芒種」という時候の季語に初めてお目にかかったのは、『藍生』遍路吟行で岩屋寺に行った夜。有志で開いた鍛錬句会にて、大先輩の山口都茂女さんが出された席題がこの季語だった。
 「ぼうしゅ」と言われて、漢字すら浮かばなかった。手持ちの歳時記を引いてみると【イネやムギなどの芒(のぎ)のある作物の種を播く時節】と解説してあったが、まず「芒」がわからない。が、籾のトゲトゲした感じかな…と漠然と思った。後で調べてみて【イネ科植物の外花穎(がいかえい)の先端が細長く伸びて剛毛状の突起となった部分】といったような情報を手に入れるわけだが、その場では未知の季語。ひたすら唸るしかなかった。
 ごんごんと芒種の水を飲み干せり
 辛うじてひねり出したのがこの一句。出題した都茂女さんが誉めて下さったのが嬉しかったが、句会が終わった後も、この季語が何ものだか全く分からないままだった。都茂女さんが発音する「ぼうしゅ」という響きがいかにも崇高に感じられ、その日から気になって仕方ない季語となった。
 この日の昼間、私は第一句集『伊月集・梟』の序文を黒田杏子先生から頂いた。その序文にはこんな一節がある。
 いよいよあすは第四十五番海岸山岩屋寺にゆく。国民宿舎岩屋荘に泊まって、幹事の夏井いつきさんをはじめ、各地から参集する仲間と前夜句会が予定されている。
 ここに書かれている「前夜句会」が、まさに前述の句会であり、私が初めて「芒種」という季語と出会った場だ。杏子先生の序文の最後に記されている日付は「平成十一年五月」。すでに十四年の月日が流れていることに驚く。
 あの日以来、近寄りがたい季語として敬遠してきた「芒種」に、百年俳句塾の仲間たちと共に挑んだ。ほんの少し「芒種」という季語の尻尾に触れたような気がした。嬉しい感触だった。都茂女さんの「ぼうしゅ」という発音がありありと耳に蘇った。フランス語のような、くぐもったみちのくの響きだ。かの美しい響きに誉められたような気がした今年の芒種への感慨。」


そっか。
いいのだ、わからなくても。
今は。
それぐらい難しい季語なのだ。

でもいつか聞いてみたい。
組長の句「ごんごんと芒種の水を飲み干せり」の後ろに広がる世界。

空は光っていますか?
風は吹いていますか?無風ですか?
どんな雲がありますか?
空気は乾いていますか?
肌にまとわりつくように湿っていますか?

こんにちは。

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「対岸の彼女」も好きだったな~

最近の私の読書は、近くの日本食料品店の貸し出し文庫(帰国する人を含め、不要になったら持ち寄っているもの。IZUMIさん、場所の提供、そして管理をいつも本当にありがとうございます!)に偶然やってきて、偶然目にとまるものばかり。

でもそれもいいなー。
頭でっかちに選ぶより。

蝉はドイツにはおりません。
蝉の鳴かない夏って、すごーくサミシイ。

ま、逆に言えば過ごしやすいとも言うけれど。
とはいいつつ、やっぱり夏はぐちょぐちょに汗をかきたいと思うけれど。
今日も私はここにいるのだから、しっかり楽しまなくては。
明日死んでもいいように~

ということで、今日も笑顔で大切に♡

おはようございます。

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夏井いつき先生が選者をされている俳句ポスト365の兼題「芒種」。
勝手セレクションの自習、人の句のPart 2です。

引用はすべて俳句ポスト365から。


「◆湿りくる風の重さの芒種なり
      むじーじ」

このところ句を作る時に、季語そのものではなくて、季語に似合うものばかり探している。
でもこの句を読んで、たまには季語そのものを描写することにもチャレンジしなくてはと。


「◆檻の中水の撒かるる芒種かな
      葦信夫」

動物園ですよね、きっと。
哀しい。


「◆弁当の煮しめ塩っぱき芒種かな
      吉川哲也」

梅雨が始まると食べものもいたみやすいから、味付けが濃くなっていくのかな?
田んぼの労働は大変だから、塩気の補給に少し濃い味になっているのかな?


「◆三村へ分ける湧き水芒種来る
      魚ノ目オサム」

これも田んぼにちゃんと存在する光景だなあ。
湧き水というところで、その土地の性格みたいなものも出ているし。


「◆一族の集ふ芒種や隠れ里
      重翁」

一族、隠れ里、と聞くと、昨夏に祖谷地方を旅した私にはあのあたりしか想像できない。
でもあそこには田んぼはなかなか作りにくそうだから、違うんだろうなあ。
それはさておき、一族、芒種、隠れ里、という単語がお互いによく似合う。見た目も含めて。


「◆ほの甘くふるさと匂ふ芒種かな
      出楽久眞」

なんというか、この素直な感じ。
優しく想像をめぐらせる「ほの甘く」。


「◆子を乗せて芒種の道の猫車
      春生」

猫車ってしらなかった!
そんな光景があったら、見ただけで感動しちゃうと思うのは、町しか知らないからなのかなあ。


「◆還暦の長靴赤き芒種かな
      松田てぃ」

還暦、ちゃんちゃんこはちょっとどうかと思うんですが、長靴だったらとってもオシャレ!
田植えの作業も、気持ちが明るくなりそうです。


「◆団地の灯とびとびに点く芒種かな
      西尾桃太郎」

夕方、日はずいぶんとのびてきたのに、雲で少し薄暗く。
そんな季節にありそうな、懐かしい風景。
団地で育ってたくさんの思い出があるので、団地の俳句をたっくさん作りたいけれど、うまくいかーん!


「◆吊り橋の真ん中ゆるぶ芒種風
      李子」

・・・ということで、吊り橋と言われると、今の私は祖谷の吊り橋。
高所恐怖症だし、揺れるのコワイし、で、私だけ渡れなかったので、この句で追体験。


「◆ゆらゆらと月も蕩けてあす芒種
      龍田山門」

ああ、そんなお月さまもあります!ちょっと妖しいような。
「蕩ける」は「とろける」。
放蕩という単語も連想してしまいます。

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