月の道の大切な日々。

大切な毎日の足あと。

2017年10月

おはようございます。

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週末の嵐、北や東の地方ではかなりの被害が出ていたそうです。
まったく知らなかったなんて、お恥ずかしい限り。
せめて毎日ニュースぐらいは見たり聞いたりしなくては。

で、今日は祝日。明日も祝日。うちの州は。

今日はReformationstagといって、宗教改革に関連する祝日。
明日はAllerheiligenといって、諸聖人を祝う日。万聖節というのかな?カトリック系の祝日。

うちの州はカトリック系とされていて、通常は明日の11月1日のみが休み。
ただ今年は宗教改革500年の年。
普段はカトリック系の祝日しかない州も、今日10月31日が休みになりました。

普段からプロテスタント系の州は・・・ザンネン。今日だけ休み。明日は仕事です。

明日のAllerheiligenはちょっとお盆に似ています。
夜にかけて、みんな墓地に行き、家族のお墓を綺麗にして、灯をともします。
赤い円筒型のケースに入ったろうそくが定番。
つけたまま帰ります。

そうか。私その風景をちゃんと見たことないなあ。
明日の夜、近くの墓地に吟行に行ってみようかな。
死人は全然怖くない~
おばけが出てこれるなら、真っ先に母が飛んで出てくるはずだし(・ω<)♡

さて。
課題山積。
しっかり参りましょう。

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南海放送ラジオ「夏井いつきの一句一遊」、(半年前の)兼題「夢」。
今日は金曜日選の句から勝手セレクションの自習です。

引用は朧庵というこちらのページから。
聞き書き隊のみなさま、ありがとうございます!
ドイツから何かできることがありましたら、ぜひぜひご連絡を!!


「◆夢のゴールや炎帝のど真ん中
      緑の手」

すごい、句もど真ん中。
私みたいな初心者こそ、怖気づいてはいけない。
ただし、季語は効かせて。


「◆夏空は青くて我に夢ひとつ
      桜井教人」

なんにも難しい言葉入っていません。
でもこの夏空にすべてがすーっと昇華されていきます。
気持ちいい句だなあ。


「◆船名は夢夏潮へ進水す
      樫の木」

もしかすると「夢」ってカギ括弧がついていたかも。
もー、うまいですよね。気持ちいいですよね。
いつか「進水」使いたい~~


「◆すずらんや隣の席の人の夢
      キラキラヒカル」

昨日のソーダ水の句にもありましたが、こちらもすずらんだから、夢の性質がよくわかる。
こういう使い方、ちゃんと何度も実践してみたい。


そして天の句はこちら。

「◆この星もたれかの夢や星涼し
      海田」

美しい~~。* ゚ + 。・゚・。・ヽ(*´∀`)ノ
この星ってどの星?地球かな?
星涼し、なんて、ほんとに綺麗。
この夢、甘甘になり過ぎず、少し懐かしさを伴ったような、儚く美しい夢なんだろうなあ。

あー、いいな。美しい句って。



注:勝手セレクションは、本当に、本当に勝手な、あくまで私の自習のためのセレクション。
作る時に苦労してモノにならなかった発想へのヒントをいただけるもの、全く発想のはじっこにも浮かばなかったもの、ああこういう言い方があるのか、などなどなどなど、勉強させていただいております。ありがとうございます!

おはようございます。

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※アレーはAllee。並木道。日本語の造園関係でも使われる用語のようです。
ドイツ語の発音は、「レ」にアクセントがあります。大好きな単語です。


忙しいままに週末が終わりました。
大変だけれど、少しずつでも前へ。

日本もすっかり寒くなったでしょうか。
ドイツもかなりの風雨だったようです。
外を見ていないのでよくわかりませんが(^^;

手洗いとうがい。
閉鎖された空間でのミーティング、スタジオでのピラティスなども、必ず体調を崩してしまうので、この二つを欠かさないようにしています。
風邪をもらいやすい季節、皆さまも小学生に戻った気分でお試しください♪

今週もどうぞよろしくお願いいたします♡



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南海放送ラジオ「夏井いつきの一句一遊」、(半年前の)兼題「夢」。
今日は水曜日選の句から勝手セレクションの自習です。

引用は朧庵というこちらのページから。
聞き書き隊のみなさま、ありがとうございます!
ドイツから何かできることがありましたら、ぜひぜひご連絡を!!


「◆文集の夢覚えありソーダ水
      松田てぃ」

文集って色々あるかもしれないけれど、ソーダ水だから子供の文集かなって。
それもきらきらとはじけるような、甘酸っぱい夢のつまった文集。


「◆削氷にひょいとのせたき夢のあり
      黄金のあひる」

けずりひ。
知りませんでしたあああ(T_T)(T_T)(T_T)
季語でもありますが、こちらに清少納言の説明が。
それを踏まえてこの句をみると・・・
いいですよね!これに夢がふわりとのったら!!
夢という兼題で、夢を避けよう避けようとしていた私と大違いです(笑)


「◆金魚売歩みて夢を零しけり
      石川焦点」
(表記は、ご本人の書かれていたものに変更しました)

これも、夢だからいい句になっているんですよね。
夢がこぼれるなんて素敵だし、金魚売っていうところから、それが真昼のとろんとした夢なんじゃないかなあとか、そんな空気感まで感じられます。


「◆病室に夢とボールを残し夏
      ロッチ」

これ、どんな状況なのかな。
もし今、楽しく夏を謳歌しているんであれば、ボールは病室に残されていないんじゃないかと思うんです。
もしかしたら、少年が亡くなってしまって、そして、それでも夏がぽつんとやってきた、そんな風に読めるんじゃないかなと思いました。



注:勝手セレクションは、本当に、本当に勝手な、あくまで私の自習のためのセレクション。
作る時に苦労してモノにならなかった発想へのヒントをいただけるもの、全く発想のはじっこにも浮かばなかったもの、ああこういう言い方があるのか、などなどなどなど、勉強させていただいております。ありがとうございます!

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南海放送ラジオ「夏井いつきの一句一遊」、兼題「夢」。

え?

はいそうなんです。忘れてたらしいんです、私。
次の兼題に「東予」があって、あ、あの今治のサッカースタジアムは東予だし、あの時の自習を活かして!と思ったのですが、探せど探せどない。。。
そりゃあやってないんですから、ないわけです。

ということで、半年遅れのボツ句です。


 ×青芝へ風ドリブルを夢へ夢へ

      月の道


もう忘れてました、自分で。
ということで猛反省しつつ、水曜日・金曜日選の句との比較です。

引用は朧庵というこちらのページから。
聞き書き隊のみなさま、ありがとうございます!
ドイツから何かできることがありましたら、ぜひぜひご連絡を!!


①「◆心地良き夢の案内若葉風
      松田てぃ」

②「◆クレヨンは百色の夢風薫る
      ふぢこ」

③「◆歓声は青葉へ夢はしまなみへ
      亜桜みかり」

④「◆ピッチより夢海を越え青嵐
      93kgのプッコラ」

⑤「◆千万の夢の折鶴風薫る
      太郎」

①は「若葉風」、②と⑤は「風薫る」、そして④は「青嵐」。風と言った時に、季語としてとても美しく、力のあるものがたくさんあります。
③にも「へ」が出てきますが、こちらの方がなんか美しい。

そもそも私の句は、今見てみると、風のあとの切れもわかりづらい。
「風ドリブル」?なにそれ?・・・私も思いました(笑)
そこへもってきて、青芝という季語を活かしきれてないなあと。
夢というのはちょっと使いにくい言葉だったので、リフレインさせたんですけれど、いまいちオリジナリティーにも欠けるなあ(^^;

ということで、推敲か。
うへー。自分で作っておきながらムズカシイ。

 ドリブルを夢へ夢へと青嵐

いや、こういうのは先に青嵐を吹かせねばならんのか?

 青嵐ドリブルを夢へ夢へ

なんかちょっとやっぱり違うな。夢へがぐっとクサくなる。
やっぱり1個目にしておこうかなー。

で、きっかけになった兼題「東予」。
明日から掲載する水曜日・金曜日の句の自習を含めても、うーん、やっぱりあんまりアイディアが出ない。
ということで、スタジアムではないものにしそうです(^^;

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注)この写真は櫨紅葉ではなく、ヤマボウシ(山法師)の紅葉です。

夏井いつき先生が選者をされている俳句ポスト365の兼題「櫨紅葉」。
今日は天地の句から勝手セレクションの自習です。

引用はすべて俳句ポスト365から。
運営のみなさま、本当にありがとうございます!


「◆はぜもみぢ曲がればおかめ蕎麦の店
      くらげを」

おかめ蕎麦っていうチョイスが♪
菜の花の時も、結構みなさん道をうろうろ曲がったりしていらして(笑)、ああいつか使おうとか思ってたんですが、兼題見るとすっかりさっぱり忘れていたという。


「◆櫨紅葉おほきな猿は殿を
      クズウジュンイチ」

殿でしんがり!!!
ちゃんと変換できたぐらい、当たり前のことなのか(T_T)
愉快な光景。
どこからこんな発想出てくるんだろうか。。


「◆櫨紅葉千年積もる都かな
      霞山旅」

千年積もるっていうのが美しい~~
都も、ここに置かれているととってもいい感じ。
こう、眺めているだけでも美しい。

めざせー美人俳句!


注:勝手セレクションは、本当に、本当に勝手な、あくまで私の自習のためのセレクション。
作る時に苦労してモノにならなかった発想へのヒントをいただけるもの、全く発想のはじっこにも浮かばなかったもの、ああこういう言い方があるのか、などなどなどなど、勉強させていただいております。ありがとうございます!

おはようございます。

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ドイツに発車ベルというのはないんですが。
発車アナウンスもないのが一般的です。
長距離列車も、知らぬ間にすぅ~~~っと発車してしまうので要注意です。

昨日は、こんなおまけもいただいちゃいました。
http://100nenhaiku.marukobo.com/?eid=1294117

このページに出ている、写真俳句。
去年、ビギナーズラックで自由句部門に入選しましたο(*´˘`*)ο
写真は普通にコンパクトカメラで撮ったものだったので、プロっぽい写真じゃなくてもOKです。
組長もですが、あの森村誠一さんの目に触れると思うと、それはそれでミーハー心をくすぐられませんか(笑)
ぜひ皆さんも挑戦を╭( ・ㅂ・)و 

さ、いろいろある毎日だけれど、しっかりしなくては。
考えすぎず。
笑顔を忘れず。

皆さま、どうぞよい週末をお過ごしください♡

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注)この写真は櫨紅葉ではなく、ヤマボウシ(山法師)の紅葉です。

夏井いつき先生が選者をされている俳句ポスト365の兼題「櫨紅葉」。
今日は人の句から勝手セレクションの自習です。

引用はすべて俳句ポスト365から。
運営のみなさま、本当にありがとうございます!


「◆ストックで櫨紅葉指す山男
      霞山旅」

こういうシーン、思いつかないっ!
でも、とっても実感あります。
山のガイドさんとかが指している映像がパシッ!と頭に浮かぶ。
その鮮やかさまで櫨紅葉と青空の空気感を切り取るようです。


「◆櫨紅葉夕日の尻が見へてゐる
      耳目」

「鰯」の時の天の句は、めいおう星さんの「満月の尻」
尻じゃなくてもいいかもしれないけれど、夕日や朝日、そしてお月さまの一部を指したい時、今度うまく工夫して使ってみたい♪


「◆櫨紅葉ゆふべ天狗のとびし岩
      石鎚桜」

こういう民話、童話系、楽しくって好き。
ちょこちょこ作って出してみてるんだけど、軽やかに作るのってとっても難しくて。
直されない「し」にも注目。


「◆櫨紅葉カナリアの夢焦げてゐる
      土井デボン探花」

櫨紅葉のあの赤い色。
どうしたって平凡な表現しか浮かばなくって。
「夢」が焦げてるっていうところがいいなあ。
この、ちょっとひねってやり過ぎず、っていう、そこがね。ムズカシイのよね。


「◆櫨紅葉このカテーテル引き抜くか
      理酔」
「◆子供らは皆兵となり櫨紅葉
      理酔」

私には櫨紅葉で血のイメージとか、死のイメージはありませんでした。
このストレートに恐ろしい迫力が、私には絶対詠めない句。


「◆櫨紅葉きつねの嫁の帯留めに
      豊田すばる」

一転、可愛らしい句♡
帯留めっていう小ささが。葉っぱでちょこんとね。うーんキュートだ♪


「◆指に溶く絵具の粘り櫨紅葉
      あいむ李景」

これは「血」そのものではないけれど、それを連想させるような、少し不穏な空気を漂わせています。
それを、指に溶いた時の粘り具合というきちんとしたディテールに落とし込んでいるところ。


「◆あかいとりあつまりうたう櫨紅葉
      ちま(3さい)」

ちまちゃ~~~ん♡♡♡
かわいらしい光景が、櫨紅葉のアという母音の頭韻で楽しく歌える句。


「◆二上山(ふたがみ)を真っ正面に櫨紅葉
      ももひろじゅん」

これ、ああそういう感じするって思ったんです。
櫨紅葉ってなんか堂々と立ってるというか。
並木道なんかは余計にそう思います。
そこには、こんな山がどーんと構えているだろうなあと。


「◆櫨紅葉テントにつもりゆく夕日
      らくぼ」

つもってゆく夕日✨
夕日はベタベタしそうだなあと思っちゃったんですけど、それはうまくやれないから。
ここまで美しけりゃあ、文句なし。


「◆渇水のダムに横縞櫨紅葉
      西山哲彦」

タモリ倶楽部(特に地図や土地系の回)、ブラタモリファンとして、今まであの模様に注目しなかったのがなんたる失態。


「◆街灯は五丁にひとつ櫨紅葉
      宵嵐」

街灯がぽつんぽつんとある光景は、俳句にしたいけど、難しい。
ここにひとつの解。
えーっと、5丁(あるいは町)は、約545m?あってる?
そうするとかなり幅がありますね。
都会ではないこともわかります。


「◆曳山の廻りて触るる櫨紅葉
      亀田荒太」

この間の鰯の時もそうですが、対象物のすぐそばにあるものを的確に描くということを勉強できます。
瞬間の動きも出ていて。


「◆薬局の静かな窓に櫨紅葉
      結城里部」

薬局。薬の瓶。薬の匂い。たくさんの小さな棚。
素敵。


「◆地図開くボーイスカウト櫨紅葉
      斎乃雪」

的確に鮮やかに場面が見えてくる。


「◆櫨もみぢ子隠しのこと風のこと
      大西主計」

櫨紅葉のある村には、そんな伝説があるかもしれない。
ゆるやかにつながっていって、最後にさらっと風が吹く。


「◆五合目はバスの終点櫨紅葉
      辻が花」

「は」。
五合目「の」バスの終点櫨紅葉 との違い。難しい。
俳句「は」世界を救う、でひっかかっている「限定」の問題と同質。


「◆山は脈打ち櫨紅葉さやさやと
      豆田こまめ」

シンコペーションのリズム。
さやさやと、であのすがすがしさを嫌みなくさらっと。


「◆湯治場の朝の珈琲櫨紅葉
      八幡風花」

みんなで自炊するような長期の湯治場かな?
それとも一軒だけ、村の喫茶店があるのかな?
少し異質な香りの取り合わせが素敵。
温泉とか露天風呂はベタベタしすぎてなかなか難しいけれど、湯治場っていうだけでまた別の世界が広がりますね。


「◆練り切りに色を移して櫨紅葉
      由利庵」

「映して」ではなくて「移して」というのが、即物的でいい。
生和菓子、美しくておいしくて、最高♡


「◆櫨もみぢ風のはなしをきいてゐる
      緑の手」

あ。そっか。ここで何かを「きいて」いたんだった!!
先日ある兼題で、ブレインストーミングみたいなことをした時に出てきたのは、これだったんだ。
いい句って、本当に無意識に体にしみいるものなのよね(//∇//)
ああ、さわやかで優しくて、とってもいい句だ。


「◆病院へ真っ直ぐ続く櫨紅葉
      洒落神戸」

櫨紅葉の並木、私もたくさん見たのですが、そうか、その並木道がどこに続いているかは考えなかった。
それを考えることでドラマを感じさせることができる。


「◆竈爆ぜて飯炊き上がり櫨紅葉
      江口小春」

竈は、くど。読めません。書けません。
爆ぜて、が櫨にかかってるとか。
なるほどー。
その瞬間の音と、ごはんのよい匂いが、ふわああああっと立ち上がります。



注:勝手セレクションは、本当に、本当に勝手な、あくまで私の自習のためのセレクション。
作る時に苦労してモノにならなかった発想へのヒントをいただけるもの、全く発想のはじっこにも浮かばなかったもの、ああこういう言い方があるのか、などなどなどなど、勉強させていただいております。ありがとうございます!

おはようございます。

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買い物に行く途中に見ていると、本当にいろんな木がありますね。
もうハゲハゲになっちゃったのもあるし、オレンジ色になってから落ちるもの、こちらのように淡い色調を保ったままはらはらと落ちるもの。
この葉っぱは柔らかくておいしいかったのかな、かじられた穴の模様もさまざま。

さあもう木曜日です。
しっかりしなくちゃ。

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注)この写真は櫨紅葉ではなく、ヤマボウシ(山法師)の紅葉です。

夏井いつき先生が選者をされている俳句ポスト365
今日は兼題「櫨紅葉」のボツ句を振り返ります。



 ×櫨紅葉ブルーシートの空に揺る

      月の道


櫨紅葉を調べると、九州がたくさん出てきました。
まだまだブルーシートのかかった屋根があるってニュースでやってたなあ、と。

でも出してから、こちらでいろんな兼題の自習をしていて気づきました。
一体私はどこに立ってるんだと。
私が思い描いた映像は、上からブルーシートを見ていたのですが、この句だと、下から見ているような。
で、下から見ると、ブルーシート見えん(笑)

ということで、視点、災害、色の対比、空などのポイントで、地選・人選になった句と比較してみます。

引用はすべて俳句ポスト365から。
運営のみなさま、本当にありがとうございます!


①「◆櫨紅葉チャイムの届く谷の昼
      ほろよい」

②「◆櫨紅葉崩れし石の背番号
      葦たかし」

③「◆紀の川の空あおあおと櫨紅葉
      柝の音」

④「◆ベタ塗りの空に貼りつく櫨紅葉
      お気楽草紙」

⑤「◆櫨紅葉そよいで空を磨くかな
      これでいいのだ」

⑥「◆そらの栓飛ばすやうなる櫨紅葉
      すりいぴい」

⑦「◆櫨紅葉空は平らに峰尖る
      桂奈」

⑧「◆密会の空傾くや櫨紅葉
      豆闌」

⑨「◆村落を見下ろす墓や櫨紅葉
      望空」


①と⑨はまさに私が見ていた視線(のひとつ)。①には音と時間情報。
②は、崩れた石垣かと。熊本城の修復現場で見たような気がします。別の場所だったかも。
③~⑧はそれぞれ色々な空の表情。空という着目点はよくあることかもしれませんが、皆さまそれぞれに独特の感じ取り方で、それぞれに実感が伝わってきます。


さてと。私の句か。
ブルーシートを取っちゃうと、この句である意味がなくなる、と。
でもこれでもう6音かー。それほどたくさんは入れられないなあ。
で、視点を固定しよう。私はどこにいることにしよう。
うーん。近くにいきたいけど、そうするとブルーシート見えないんだよなあ。
やっぱり上から見るか。
なんとなく朝がいいな。夕方もいいんだけどな。夕方だとなんかちょっと私にはべとべとしすぎちゃう気がして。

 櫨紅葉ブルーシートの谷の朝
 櫨紅葉ブルーシートに明ける谷

あ、いや。最後にぽつんと櫨紅葉が残った方がいいか。
じゃあ

 ブルーシートの村へ朝風はぜもみじ

うむー。
なんか、ドタバタしてる。リズムなのか。字面なのか。助詞か。いや言葉の選び方か。

 ブルーシートの屋根へ朝風はぜもみじ
 ブルーシートの屋根を朝風はぜもみじ

うーん。こんなもんにしとこう、これはこれで(^^;
次から、視点ぐらいはちゃんと固定するようにしよう~~

おはようございます。

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昨日の夜はコロッケ。
ひき肉をケチって、ハムにしちゃおうと思ったら、全部食べられている!
うーむ、と思って、残っていた牛肉とじゃこの佃煮を入れました。
カレー風味で、チーズも入って、とちょっと洋風で心配したけど、違和感ありませんでした~。
それにしても、コロッケはめんどくさいですよね。
お肉屋さんで買うのが一番♪

さて。
今日もがんばりますか╭( ・ㅂ・)و 

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注)この写真は櫨紅葉ではなく、ヤマボウシ(山法師)の紅葉です。

夏井いつき先生が選者をされている俳句ポスト365
今週はすでに「烏瓜」の発表が始まっていますが、私の復習・自習は兼題「櫨紅葉」です。

人に選んでいただいた句はこちら。


○早起きの井戸の神さま櫨紅葉

      月の道


なん茶って通信にも取り上げていただきました。
こちらです。
ありがとうございます。


回文も掲載されました♪

「きなしはぜもみじやじみもせわしなき 月の道
●どうだ先生、回文「鬼無櫨紅葉や地味も忙しなき」です。高松の鬼無は松の盆栽が有名とのこと。きっと櫨も見事に違いないと思いますがいかがでしょうか。そして、ああこの櫨は地味だけどどこかせわしないことよのう、そう思う心こそがワビ、サビ、ワサビなのです。/月の道
◯月の道くん、そうかそうか、ワビサビじゃのう。うん、そのような気がしてきたのう。不思議じゃのう、うほん。」

ありがとうございます♡

おはようございます。

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そっか。
黄落っていう季語はここで使わなくては。
卓球台、ちょうどこの左側あたりにあります。
子供が遊んでいることもありますが、高校生風の子達の時もありますし、ちょっとオシャレなお姉さん達が楽しんでいる時もあって、ほほえましい。
そこにあるのはしっかりと作りつけの台だけで、みなさん My ラケット、My ボールです。
いいシステムです。

そんな余裕を楽しむ日々はどこへ。
意識的に立ち止まらなくては。


こんばんは。

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バタバタしているうちに、ドイツも夕方になってしまいました。
久しぶりの曇り空に、秋も少し歩みを早めたようです。

皆さま、台風の被害はありませんでしたでしょうか。
今週もどうぞよろしくお願いいたします。

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南海放送ラジオ「夏井いつきの一句一遊」、兼題「秋園」。
今日は金曜日選の句から勝手セレクションの自習です。

引用は朧庵というこちらのページから。
聞き書き隊のみなさま、ありがとうございます!
ドイツから何かできることがありましたら、ぜひぜひご連絡を!!


「◆立ち上がる蔓の香青し秋の園
      ほろよい」

「青し」。なるほどと思いました。
アタマだけで考えたら、秋だしー、金色かなー、みたいな。
でも青いですよね。まだまだ夏の名残がそこここに残っていて。
蔓っていう存在もこの季節らしい。


「◆ビルに映る雲豊かなり秋の園
      マイマイ」

マイマイさんは、ほんと遠近法の魔術師さんだわ。
立ち位置をしっかり持てば、ちゃんとそれは伝わってくる。
私はニューヨークのセントラルパークを思いました。
豊かなり、っていう秋のイメージが美しく詩的にずれている。


「◆永遠に空は借り物秋の園
      鞠月」

美しいー。
空だからいいんだな。借り物なのが。


「◆秋園の廃船からっぽの空
      一走人」

あるある、確かに。なんでここに船、みたいなの。
あの寂しい感じが、からっぽの空に合うなあ。
口を開けているみたいでもあるしなあ。


「◆透明な翅を拾いて秋の園
      あるきしちはる」

これトンボですよね。何にも書いてなくてもわかる。
繊細で、上品で、モノトーンで、派手じゃなくて。
秋の園にぴったり。


そしてこちら、天。

「◆たれかれのチェスの駒めく秋の苑
      めいおう星」

「たれかれの」!上級者編ですね。。。この表現も。
「めく」を使うんだったら、これぐらい美しくやりたいなあ。
ただの字数合わせじゃなくて('_')


注:勝手セレクションは、本当に、本当に勝手な、あくまで私の自習のためのセレクション。
作る時に苦労してモノにならなかった発想へのヒントをいただけるもの、全く発想のはじっこにも浮かばなかったもの、ああこういう言い方があるのか、などなどなどなど、勉強させていただいております。ありがとうございます!

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南海放送ラジオ「夏井いつきの一句一遊」、兼題「秋園」。
今日は水曜日選の句から勝手セレクションの自習です。

引用は朧庵というこちらのページから。
聞き書き隊のみなさま、ありがとうございます!
ドイツから何かできることがありましたら、ぜひぜひご連絡を!!


「◆秋園や人恋う色の花ばかり
      烏天狗」

「恋う」なんて、怖くて使えませんよね。
この「恋う」がさらりと美しいのは、実景を表すものとしてなぜか像が立ち上がってくるからかも。そんな色がありそうな。というか、どんな色だろうと想像したりして。
「人恋うような」とか「人を恋うかに」と無駄にしないことで、最後の「ばかり」まで丁寧に詠める。


「◆紫の花ひそひそと秋の園
      七草」

上句もそうでしたが、「花」はこういうふうに使えば、桜にならないのですね。
怖くて使えないけれど、どんどんやってみよう。
紫がひそひそ、なんて、本当に秋らしくて素敵だなあ。


「◆秋園に二坪ほどの風通り
      ばばばあちゃん」

二坪「ほどの」がいいなあ。一回使ったけどうまくいかなかった気がする。いや。まだ結果出てないやつか。忘れた。
二坪っていうのも、実感なんだろうなあ。私には思いつかないなあ。ちなみに6.61157㎡だそうです。


「◆秋園の真昼緋鯉の跳ね上がり
      みみこ」

「古池や蛙飛こむ水のおと」の逆バージョンみたい~~
確かに鯉がぽちゃんと跳ねあがったりしますよね。池を見ていると。
それも緋鯉ということで、色が鮮やか。
秋園にぴったり。


「◆紫の匂う夕暮れ秋の園
      田山」

これも紫ですけれど、今度は夕暮れ。
あの美しい色。どうにかして描きたいと思うけれど、なかなか。
この匂うっていうところで、他の秋らしい匂いとともに実感を運んできます。


「◆秋園や石のひとつは椅子のごと
      亀田荒太」

いろんな石の形が魅力的な庭園ってありますよね。
こちらにもあるんです。
いいなーって思ってるんです。
でも、句を作る時にそれに気づけないんです。
もっとアンテナ張らないと。


「◆秋園や銀の鋏に銀の音
      小野更紗」

組長のコメントにもありましたけれど、秋園に銀ってとっても似合う。
私はどちらかというと夕暮れの金色のイメージでしたけれど、銀の方が静かで。
そのイメージに、上質の音がする静物画のようなこの句がぴったり。


「◆秋園に妣の匂いを見つけたり
      ラエルJ」

まさしくそうかもしれない。


「◆ポケットは空つぽ秋園の匂ひ
      立川六珈」

ポケット!!
からっぽのポケット!!
素敵な空間を見つけてくるなあ~~
やっぱり匂いだよね、匂い。秋園は少し哀しくて懐かしい匂いがする。
作ってる時は全然気づかなかったけど。
そこが問題。


注:勝手セレクションは、本当に、本当に勝手な、あくまで私の自習のためのセレクション。
作る時に苦労してモノにならなかった発想へのヒントをいただけるもの、全く発想のはじっこにも浮かばなかったもの、ああこういう言い方があるのか、などなどなどなど、勉強させていただいております。ありがとうございます!

おはようございます。


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町の中華系食材店で手作りしている肉まん。
いろんな具が入っていて、とってもおいしいのです。
昨日疲れて、何を食べたらいいかわからなくなってしまった時に思い出せばよかった。

句は、今日の一句一遊の天の句(後日、こちらで自習いたします)の「北京」を拝借。
その句とは大違いですが(^^;

金曜日になりました。
どうぞみなさまよい週末をお過ごしください♡





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南海放送ラジオ「夏井いつきの一句一遊」、兼題「秋園」。
この週も2句投句していたので、ひとつは天ですが、ひとつはボツです。目を背けてはなりません。


 ×秋園や遊星歯車減速機

      月の道


遊星歯車っていう言葉があまりにも素敵で、いつか使いたかったんです。
歯車を遊星型に組み合わせる機構で、自転車のギアとかに使われるんだそうです。
それ以外には遊具のコーヒーカップとか。ほら、くるくる回るヤツです。
自転車のイメージでも、コーヒーカップでも、どっちにしても秋園に似合うなあ、とか思って。
・・・考えが浅はかでした。

水曜日・金曜日選の句には直接同じようなものはなかったけれど、今回も無理やり次のふたつだけ関連づけ。

引用は朧庵というこちらのページから。
聞き書き隊のみなさま、ありがとうございます!
ドイツから何かできることがありましたら、ぜひぜひご連絡を!!


①「◆観覧車影を回して秋の園
      都乃あざみ」

②「◆秋園へ迷い込みたる三輪車
      如月恋衣」

①は、影を回すっていうところに詩的ずれがあって、さらに秋園らしい。
②は、迷い込むっていうところが秋らしいなあ。説明になり過ぎずにでもちょっと説明するっていうそのあたりの線引きって難しい。


で、私のボツ句の推敲は、と。
やっぱりね、ちゃんと光景を描かなきゃね。
じゃあ、コーヒーカップにしようかな。
でも普通の食器に間違えられても違うもんなあ。

 秋園のコーヒーカップ回る回る

え。遊星はどこいった。
いややっぱり無理よ。そこまでいれるのは。
コーヒーカップが季語ならいいけど、こおひいかっぷ でもう七音もあるし、秋園忘れるわけにいかんもん。

それにしてもまだ、食器を仲間内でぐるぐる回してる感じになってるなあ。
じゃあちゃんと乗るか。

 コーヒーカップに乗り秋園のくるくると

どひゃ。
ちゃうわな。
上の水曜日句と比べたらすぐわかる。

あ、じゃあ、秋園を独立させるか。
秋園→秋の園(あるいは苑)はいいんだもんね。船宿→船の宿→意味不明とは違うもんね。

 コーヒーカップに風のめまいや秋の園

いやいや別の意味で意味不明。

 風が回すコーヒーカップや秋の園

うーん。

やっぱりコーヒーカップやめて遊星にするか。四音だし(笑)
えーっと


 とりどりのベンチ遊星めく秋園


うーん。
とりどりに逃げてるかなあ。。。

降参。

おはようございます。

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うーむ。よく眠れない。
感情がはみ出し過ぎると本当によくない。
なんとか一日終わるころには落ち着いた気持ちになれるようにしなくては。

今日も一歩一歩。

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南海放送ラジオ「夏井いつきの一句一遊」、兼題「秋園」。

天をいただきました♡


○秋園やきりんは時々泣くのです

      月の道


組長のコメントはこちら。

「動物園に行くたんびに思うんですが、キリンの目ってなんであんなにぬれぬれ濡れてるんだろうと。キリンは瞬きができないので、たまに涙を流して潤おすんだそうですよ。それを「きりんは時々泣くのです」と言っただけなんですが、「秋の園」の切なさが私たちの心に広がってきます。」

身に余ります。
ありがとうございます。


写真はドナウ川の源流近く。


ラジオの放送の様子は朧庵というこちらのページで確認させていただいております。
聞き書き隊のみなさま、本当にありがとうございます。 
ドイツから何かできることがありましたら、ぜひぜひご連絡を!!

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