松山市俳句ポスト365の兼題「鱧」。
今日は天地の句から勝手セレクションの自習です。
引用はすべてこちらから。
運営のみなさま、本当にありがとうございます!
「◆水鱧や水は鬼門の山より来
かもん丸茶」
鬼門の山というのがやっぱりなんともいい。
や、で切っているのもいいんだな。
「◆牡丹鱧反り返り咲き沈みたり
もりたきみ」
見事な描写ですね!
これ、私だと下五に牡丹鱧持ってきちゃいそうな気がするんだけど、それだと時間経過が余韻としてさらに流れていこうとするのをブチッとせき止めちゃうかも。
「◆「あとがき」のやうな味です湯引き鱧
比々き」
鱧、美味しいかといわれるとまあ美味しいけど、なんというかあんまりはっきりしない味というか。
そんな感じをどう表すか考えると、なるほどこんな感じはぴんとくる。
「◆どの顔も鱧喰つたよな京男
テツコ」
イケメンのテツコさんの句だと思うとより味わえる・・・というのは邪道ですね(笑)
でも確かに京男は鱧を喰ってそうな顔だ。
京男の句友の凡鑽さんとか。
なんかあくまで邪道になってしまうのはなぜだ(笑)
「◆祭鱧食うて遊べや人さらひ
ぐ」
季語じゃなくて独立している下五。
難易度高いけど、こんな風に直接じわっと余韻を残すんだな。
上五の場合ともまた違うなー
そして天の句はこちら。
「◆幣よりも白明るかり湯引きの鱧
天玲」
幣と書くことで、神社がすーっと立ちあがってくる。そこにじわっとソフトに鱧の映像が浮かび上がってくる感じかな。
最後ゆったりと六音で終わるのも、これは粋ですね。
****************************************
月の道いろいろ
instagram @tsukinomichikyoko
『夏井いつきの365日季語手帖』の季語で一日一句の即吟など
twitter @tsukinomichikyo
生活の様子、句友の方々とのコミュニケーションなど
や、で切っているのもいいんだな。
「◆牡丹鱧反り返り咲き沈みたり
もりたきみ」
見事な描写ですね!
これ、私だと下五に牡丹鱧持ってきちゃいそうな気がするんだけど、それだと時間経過が余韻としてさらに流れていこうとするのをブチッとせき止めちゃうかも。
「◆「あとがき」のやうな味です湯引き鱧
比々き」
鱧、美味しいかといわれるとまあ美味しいけど、なんというかあんまりはっきりしない味というか。
そんな感じをどう表すか考えると、なるほどこんな感じはぴんとくる。
「◆どの顔も鱧喰つたよな京男
テツコ」
イケメンのテツコさんの句だと思うとより味わえる・・・というのは邪道ですね(笑)
でも確かに京男は鱧を喰ってそうな顔だ。
京男の句友の凡鑽さんとか。
なんかあくまで邪道になってしまうのはなぜだ(笑)
「◆祭鱧食うて遊べや人さらひ
ぐ」
季語じゃなくて独立している下五。
難易度高いけど、こんな風に直接じわっと余韻を残すんだな。
上五の場合ともまた違うなー
そして天の句はこちら。
「◆幣よりも白明るかり湯引きの鱧
天玲」
幣と書くことで、神社がすーっと立ちあがってくる。そこにじわっとソフトに鱧の映像が浮かび上がってくる感じかな。
最後ゆったりと六音で終わるのも、これは粋ですね。
注:勝手セレクションは、本当に、本当に勝手な、あくまで私の自習のためのセレクション。
作る時に苦労してモノにならなかった発想へのヒントをいただけるもの、全く発想のはじっこにも浮かばなかったもの、ああこういう言い方があるのか、などなどなどなど、勉強させていただいております。ありがとうございます!
****************************************
月の道いろいろ
instagram @tsukinomichikyoko
『夏井いつきの365日季語手帖』の季語で一日一句の即吟など
twitter @tsukinomichikyo
生活の様子、句友の方々とのコミュニケーションなど